高齢社会になり、介護をする側も高齢の時代になっているのが実情です。

先日、遺品の片付けのご相談の電話が入りました。

お客様（女性）

父がだいぶん前に亡くなっているけど、母がそれを片付けようとしないんです・・・

やっと説得したので見積りを依頼したいのですが、気が変わらないうちに早く来てください～～

このようなご相談です。
電話が入った次の日、時間の空きがあったのでお伺いし、

お客様（女性）

父がだいぶん前に亡くなっているけど、母がそれを片付けようとしないんです・・・

その言葉にドキッ 😯 としました。

遺品整理の仕事をしている私でも、いつかは同じような気持ちの時がくる
お客様の切実な悩みは、母を思う気持ちと自分を思う気持ちが交差しながらの片づけです。

お客様（女性）

お母さん・・・
父さんのこれいらないでしょ。そんなの使わないから捨ててよ～。

いっけん普通の親子の会話ですが、母親にとっては寂しい事でもあります。
思い出の品を次から次へと処分となっていく気持ち・・・

でも娘さんは、残されたお母様を快適な部屋に作ってあげようの優しさの気持ちでいっぱいです。

『遺品整理』とは、単に品物だけを処分するのではなく、心の整理とともに前に向かうための片付けです。
大切な方の遺品は時間が許す限り、心の整理の気持ちを大切にして頂きたいと思います。